利用者さんの表情のわずかな変化に気づき、言葉にならない気持ちをくみ取れる。HSPの気質は、介護の仕事で大きな力になります。それなのに、毎日の業務に追われて心も体もすり減っている。
「自分は介護に向いていないのでは」と悩んでいませんか。
介護の仕事は、施設の種類によって働き方が大きく違います。しんどさの原因は、介護そのものではなく、いまの職場の条件にあるのかもしれません。
HSPの介護職がつらくなりやすい理由
同時にたくさんの人に気を配る
食事、入浴、排せつの介助、見守り。何人もの利用者さんに同時に気を配りながら動く場面が多く、気が休まる時間がなくなりがちです。
利用者さんや家族の感情を受け取りすぎる
不安やいら立ち、悲しみを自分のことのように受け止めてしまい、仕事が終わっても頭から離れないことがあります。
時間に追われる
決まった時間の中で、たくさんの業務をこなさなければならない。丁寧に関わりたい気持ちと、時間との板ばさみに苦しむ人も少なくありません。
職員同士の人間関係
少人数のチームで動くことが多く、人間関係がうまくいかないと、毎日の負担が大きくなります。
施設の種類で、働きやすさは変わる
- ✦特別養護老人ホームなどの入所施設:生活全体を支えるため業務が幅広く、夜勤があることが多い
- ✦デイサービス:日中の勤務が中心で、レクリエーションなど人前に立つ場面もある
- ✦グループホーム:少人数の利用者さんと、家庭に近い環境でじっくり関われることが多い
- ✦訪問介護:一対一で関われる一方、移動や一人で判断する場面がある
同じ種類でも、施設によって雰囲気や人員の配置は違います。「刺激の量」「関わる人数」「夜勤の有無」を基準に考えると、自分に合う職場を選びやすくなります。
職場を選ぶときに、確かめたいこと
介護の職場は、見学で雰囲気がよくわかります。面接や見学では、次のことを確かめておきましょう。
- 1職員1人あたりが担当する利用者さんの人数
- 2夜勤の有無と回数
- 3業務の手順やマニュアルが整っているか
- 4新しく入った人を、誰がどのように教えるか
見学のときは、利用者さんへの声のかけ方や、職員同士のやりとりの様子も見ておくと、自分に合う職場かを判断しやすくなります。
いまの職場で、少し楽になる工夫
- ✦気になる利用者さんの様子は、早めにチームで共有する
- ✦休憩時間は、静かな場所で刺激から離れる
- ✦業務の優先順位を、先輩や上司と一緒に決めておく
- ✦仕事のあとに、気持ちを切り替える習慣をつくる
人間関係で疲れやすい人は、人間関係で疲弊するHSPが職場を生き抜くコツも参考にしてください。
介護の経験は、ほかの仕事でも活かせる
相手の気持ちをくみ取る力、小さな変化に気づく力、段取りを組む力。介護で身につけた力は、ほかの仕事でも強みになります。
眠れない、食べられないなどの不調が続いている場合は、まず休むことを優先し、医療機関に相談してください。自分に合う職場の条件は適職診断で確かめられます。
働き方に迷ったときは、仕事の相談も受け付けています。
よくある質問
Q HSPは介護職に向いていないのでしょうか?
そうとは限りません。利用者さんの気持ちをくみ取る力は、介護の大きな強みです。ただ、同時に多くの人に気を配る職場では消耗しやすいため、施設の種類や職場の条件を選ぶことが大切です。
Q HSPに合いやすい介護の職場はありますか?
少人数の利用者さんとじっくり関われるグループホームや、一対一で関わる訪問介護を合いやすいと感じる人もいます。ただし施設ごとに環境は違うため、見学などで雰囲気や人員の配置を確かめましょう。
Q 介護職を辞めたいのですが、経験は活かせますか?
活かせます。相手の気持ちをくみ取る力や、段取りを組む力は、ほかの仕事でも強みになります。介護の経験を、職種名ではなく「やってきた作業」に分けて整理すると、次の仕事を選びやすくなります。
Q 利用者さんの家族からの言葉が、ずっと気になってしまいます。
一人で抱えず、早めに上司やチームに共有してください。対応を一人で背負わない体制をつくることが、長く働くうえで大切です。
Q 夜勤のない介護の仕事はありますか?
デイサービスや訪問介護など、日中の勤務が中心の職場があります。夜勤で体調を崩している場合は、無理をせず、医療機関にも相談してください。
当サイトは、提携する人材紹介会社から業務委託を受けて運営しており、同社のサービスに関する広告(PR)を含みます。