安定していて、ルールに沿って仕事を進められる。公務員は、HSPの人にも向いていそうな仕事に見えます。それなのに、毎日しんどい。
窓口での対応に疲れ、数年ごとの異動のたびに一から慣れ直す。「公務員なら大丈夫だと思ったのに」と悩んでいませんか。
公務員とひとことで言っても、部署や職種によって仕事の中身は大きく違います。
HSPが公務員をしんどいと感じる理由
窓口や電話で、さまざまな人に対応する
住民の方の要望や不満を、正面から受け止める場面があります。強い言葉を向けられると、長く引きずってしまうことがあります。
数年ごとの異動がある
新しい部署に移るたびに、人も仕事も一から覚え直すことになります。慣れるまでの負担が大きい人にとっては、異動そのものがストレスになります。
前例やルールとの板ばさみ
「こうしたほうがいい」と気づいても、手続きやルールの都合ですぐに変えられない。気づける人ほど、もどかしさを抱えやすくなります。
繁忙期の残業
部署によっては、時期によって業務が集中し、残業が続くことがあります。
部署や職種で、負担は大きく変わる
- ✦窓口・相談の部署:住民の方と直接関わるため、人とのやりとりの負担が大きくなりやすい
- ✦内部の事務を担う部署:経理や庶務など、手順に沿って進める仕事が中心になりやすい
- ✦専門職:資格や専門知識を活かし、特定の分野に集中しやすいことがある
異動の希望をどこまで出せるかは組織によって違いますが、自分にとってしんどい条件を言葉にしておくと、希望を伝えるときに役立ちます。
いまの職場で、少し楽になる工夫
- ✦窓口で強い言葉を受けたら、一人で抱えず上司や同僚に共有する
- ✦異動の直後は、最初から100点を目指さず、覚えることを仕事と考える
- ✦業務の手順をメモにまとめ、頭の中に抱える情報を減らす
異動のたびにしんどくなる人は、HSPで仕事が続かない人へも参考になります。電話対応がつらい人は、電話対応が怖いHSPのための対策と克服法もあわせて読んでみてください。
異動の希望を伝えるときのポイント
異動の希望を出せる機会がある場合は、「つらいから離れたい」だけでなく、どんな条件なら力を発揮できるかを伝えると、受け止めてもらいやすくなります。
- ✦例:「窓口対応より、正確さが求められる事務の仕事で力を発揮できると考えています」
- ✦例:「一つの業務にじっくり取り組める部署で、経験を積みたいと考えています」
希望がすぐに通るとは限りませんが、自分の得意な条件を言葉にしておくことは、次の異動や転職を考えるときにも役立ちます。
公務員を辞めたいと思ったら
安定を手放す決断は、とても勇気がいります。まずは、しんどさの原因が「公務員という働き方」なのか、「いまの部署の条件」なのかを分けて考えてみましょう。
部署の条件が原因なら、異動で楽になる可能性もあります。
よくある質問
Q HSPに公務員は向いていますか?
ルールに沿って仕事を進められる点では、合いやすい面があります。ただ、窓口対応や数年ごとの異動など、負担になりやすい条件もあります。部署や職種によって仕事の中身が大きく違うため、自分にとってしんどい条件を知っておくことが大切です。
Q 公務員の窓口対応がつらいです。
強い言葉を受けたときは、一人で抱えず上司や同僚に共有してください。窓口の負担が大きい場合は、異動の希望を出すときに、内部の事務を担う部署を希望する方法もあります。
Q 異動のたびにしんどくなります。
新しい環境に慣れるまでの負担が大きいのは、HSPの人にとって自然なことです。異動の直後は、最初から完璧を目指さず、覚えることを仕事と考えると気持ちが楽になります。
Q 公務員から民間に転職できますか?
可能です。公務員の仕事で身につけた、正確に事務を進める力や、さまざまな人に対応してきた経験は、民間の仕事でも活かせます。まずはしんどさの原因を整理し、次の職場で避けたい条件を明確にしましょう。
Q 公務員を辞めるか迷っています。
辞める前に、しんどさの原因が働き方そのものか、いまの部署の条件かを分けて考えてみてください。心身の不調が続いている場合は、まず休むことを優先し、医療機関にも相談しましょう。
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