新しいことに挑戦するのは好き。でも、少し頑張るとすぐに疲れてしまう。退屈な仕事はつらいのに、刺激が多すぎる職場も耐えられない。そんな矛盾を抱えて、「自分に合う仕事がわからない」と感じていませんか。
それは、刺激を求める気質と、刺激に敏感な気質の両方を持っているからかもしれません。この記事では、HSS型HSPと呼ばれる人の特徴と、仕事の選び方を紹介します。
HSS型HSPとは
HSSは、High Sensation Seeking(刺激を求める傾向)の略です。新しい経験や変化を好み、好奇心が強い気質を表します。HSPが「刺激に敏感な気質」を表すのに対して、HSSは「刺激を求める気質」を表す言葉です。
この2つをあわせ持つ人が、HSS型HSPと呼ばれています。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態と表現されることもあります。
なお、HSPもHSSも、医学的な診断名ではありません。自分の傾向を理解するための、一つの目安として考えましょう。
HSS型HSPの人が、仕事で悩みやすいこと
新しいことを始めても、途中で疲れてしまう
好奇心から新しい仕事や役割に飛び込むものの、刺激の多さに疲れて、続けるのがつらくなることがあります。
同じ作業の繰り返しが退屈に感じる
「HSPには単純作業が向いている」と聞いて選んでも、変化のない毎日に物足りなさを感じてしまう。刺激が少なすぎても、しんどくなるのが特徴です。
周りから「気まぐれ」と見られやすい
意欲的に動いたかと思えば、急に疲れて動けなくなる。その波が、周りからは気分屋に見えてしまうことがあります。自分でも、その波に振り回されて落ち込むことがあるかもしれません。
HSS型HSPに向いている仕事の条件
大切なのは、刺激の「量」ではなく「質」と「ペース」を自分で調整できるかどうかです。次のような条件がそろう仕事は、合いやすい傾向があります。
- ✦変化や学びがあるが、自分のペースで進められる:新しいテーマに取り組めるが、締め切りや進め方をある程度自分で決められる
- ✦集中する時間と、人と関わる時間のバランスがとれる:一日中人と関わり続けるのではなく、一人で考える時間もある
- ✦興味を深められる:一つの分野を掘り下げたり、工夫を重ねたりできる
- ✦休む時間を確保しやすい:残業が少ない、休みが取りやすいなど、回復の時間がある
たとえば、企画や編集、デザイン、調べものを伴う仕事、専門知識を深めていく仕事などは、こうした条件に当てはまることがあります。ただし、同じ職種でも職場によって働き方は大きく違うため、職種名よりも条件で確かめることが大切です。
HSS型HSPの人が、仕事を選ぶときのコツ
「ワクワクするか」と「回復できるか」を両方確かめる
興味をひかれる仕事ほど、飛び込みたくなります。応募する前に、残業の多さや休みの取りやすさなど、回復の時間が確保できるかも確かめておきましょう。
疲れの波を、先に計画に入れておく
頑張れる時期と、疲れて動けない時期があることを前提に、予定を詰め込みすぎないことが大切です。「新しいことは一度に一つまで」など、自分なりのルールを決めておくのも効果的です。
仕事の外で刺激を満たす方法も持っておく
仕事ですべての好奇心を満たそうとすると、疲れやすくなります。趣味や学びの場など、仕事以外にも新しい刺激を得られる場所を持っておくと、バランスを取りやすくなります。
自分の傾向を知るところから
HSS型HSPの人は、自分でも自分の気質がつかみにくく、「何が向いているのかわからない」と感じやすいものです。まずは適職診断で、自分の気質の傾向と、しんどくなりにくい職場の条件を確かめてみてください。仕事ごとの向き不向きはHSPに本当に向いている仕事・向いていない仕事10選も参考になります。
新しいことを始めては疲れてしまう働き方を見直したいときは、仕事の相談も受け付けています。
よくある質問
Q HSS型HSPとは何ですか?
刺激を求める気質(HSS)と、刺激に敏感な気質(HSP)をあわせ持つ人のことです。新しいことに挑戦したい気持ちが強い一方で、刺激の多さに疲れやすいという特徴があります。どちらも医学的な診断名ではなく、自分の傾向を理解するための目安です。
Q HSS型HSPに向いている仕事はありますか?
変化や学びがありつつ自分のペースで進められる仕事、一人で考える時間と人と関わる時間のバランスがとれる仕事は、合いやすい傾向があります。職種名よりも、こうした条件で仕事を選ぶのがおすすめです。
Q HSS型HSPですが、仕事が長続きしません。
新しいことに飛び込んでは疲れてしまう、という波が原因になっていることがあります。応募する前に、興味がわくかどうかだけでなく、回復の時間を確保できる職場かどうかも確かめてみてください。
Q 単純作業は向いていないのでしょうか?
HSS型HSPの人は、変化のない作業が続くと物足りなさを感じやすい傾向があります。ただ、作業の中に工夫の余地があったり、学びがあったりすると続けやすくなることもあります。自分にとってちょうどよい刺激の量を知ることが大切です。
Q 自分がHSS型HSPかどうか、どうすればわかりますか?
新しいことへの好奇心が強い一方で、刺激の多さに疲れやすいと感じるなら、その傾向があるかもしれません。ただし診断名ではないため、あくまで目安として考えましょう。心身の不調が続いている場合は、医療機関に相談してください。
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